牛乳パックと6Pチーズの箱で伝えること
連続で子どもの話になりますが、今回は次男の話を少し。
次男は小学1年生あたりから、プログラミング教室に通っています。
今は中学1年生なので、彼も結構長く続けていますね。
先日、その教室の発表会がありました。
といっても、今回の課題はプログラミングそのものではありません。
「とある企業のお困りごとを解決せよ!」
小学6年生から中学3年生くらいまでの子どもたちが、4人1組になって、企業の課題を大真面目に考えます。
今回は、データセンター企業のお困りごとを解決するというものでした。
「データセンターって何だ?」
というところから始まり、実際に北海道にあるデータセンターまで見学に行かせてもらいました。
そこから、課題に取り組むこと約6か月。
授業は全てオンラインです。
次男はリビングで参加するので、本人の発言も、ほかのメンバーの声も丸聞こえです。
初めは、お互いの様子をうかがっていた4人。
それが最後の方には、それぞれの個性を出して、しっかり意見を言うようになっていました。
次男は、卒園式や入学式で逃げ出したほどの恥ずかしがり屋です。
今思えば、嫌なことはしたくない頑固者だったのかもしれませんが。笑
この教室でも、初めて自己紹介をするときは机の下に隠れてしまったほどの強者です。
今回も、最初は小さな声でボソボソ。
それが、いつの間にか自分の意見をきちんと話すようになっていました。
そして迎えた発表会。
会場は梅田のど真ん中で、観客も100人以上はいたように思います。
チームごとに順番にプレゼンをしていくのですが……。
驚きました。マジで。
レベルが高くて、私には分からない言葉が次々と出てきます。
資料もきれいで、AIを使って作ったのだろうと思う動画やアプリまで登場します。
審査員は、データセンター企業の重役の方々。
子ども相手だからといって、質問も容赦がありません。
その鋭い質問に、子どもたちは堂々と答えていきます。
そして、分からないことや、そこまで調べていないことは、きちんとそう伝える。
これ、大人でも難しいですよね。
「今すぐ会社に来てほしい」と思う人もいるのではないか。
そんなことまで考えてしまいました。
そして、次男のチームの番です。
次男は、ほかの発表で出てくるようなITの知識を、たくさん持っているわけではありません。
ただ、彼らの発表は、ほかのチームとは少し雰囲気が違いました。
おそらくAIはあまり使っていないのだろうと思う、手作り感のある資料。
プロトタイプ、いわゆる試作品も全て手作りです。
データセンターを波からどう守るか、実際の砂浜で実験してみたり。
牛乳パックと6Pチーズの箱で、実験装置を作ってみたり。
資料は文字や写真がきれいにそろっていなくて、少し見にくい。
正直、どこかダサい。笑
でも、自分たちで考えて、つくって、試したことが伝わってきました。
どこか温かみがあって、気持ちの伝わる発表でした。
親のフィルターが、かなりかかっているのかもしれませんが。笑
次男は、高校も、そうしたものづくりを学べる理系の学校に行きたいと思っているようです。
ものづくりが大好きなのは、よく分かります。
ただ、何でもすぐに理解できる天才肌ではないかもしれません。
周りのレベルの高さを見ると、そこでついていけるのだろうかと、つい心配になります。
そんな中、審査員の方が、こんな趣旨のことをおっしゃっていました。
「技術はあくまでも手段。その手段を使って、人をどう幸せにするかが大事」
その言葉が、心に残りました。
次男にも、次男なりの方法がある。
実際につくって、試して、それを人に伝えることができる。
牛乳パックやチーズの箱でつくったものも、そのための立派な手段なんですよね。
机の下に隠れていた子が、仲間と一緒に考えたことを、大勢の前で発表している。
その姿を見て、少し安心しました。
これから知識や技術を身につけながら、自分の好きなものづくりで、自分の手段で、誰かを幸せにしてくれたら嬉しいですね。
2日連続で子どもの話となりましたが、私にとっても、何か一区切りを感じる2日間でした。
お父さんも、まだまだ頑張らな、いけません!