不確実な世の中。考える。
少し久しぶりのブログです。
中島聡さんの『2034』を読みました。
厳密には、まだ読んでいる途中です。笑
この先の世の中がどうなるのか。
あまりにも変化が速く、少しでも先のことを知りたくて、読み始めました。
一方で、日々のニュースを見ていると、情報流出やシステム障害、
災害への備えなど、不安になる話が次々と入ってきます。
本を読んでは、これからのAIの世界について考える。
ニュースを見ては、これからの暮らしはどうなるのだろうと考える。
先のことを知れば、少し安心できると思っていたのに。
知ることで、また別の不安が出てくるものですね。
ただ、AIによって、私自身の仕事が便利になっていることは間違いありません。
今まで何時間もかかっていたことが、数分で終わる。
その分、別の仕事に取り組んだり、人に会ったりする時間ができます。
日々、かなり助けてもらっています。
今さら使う前には戻れないと思います。笑
それなのに、便利になった分だけ、安心も増えたかというと、そうでもありません。
自分の情報がどこで、どう使われているのか。
普段当たり前に使っている仕組みが、急に止まったらどうなるのか。
子どもたちは、これからどんな社会で暮らしていくのか。
考え始めると、きりがありません。
技術の進歩によって、改善されることもたくさんあると思います。
でも、その変化に、人の気持ちはどこまでついていけるのでしょうか。
とはいえ、目の前には今日やらないといけない仕事があります。
夕方になれば、お腹も空きます。
ひとまず考えるのをやめて、いつもの日常に戻る。
私も、そんなことの繰り返しです。
では、自分はどういう社会になってほしいのだろう。
その中で、どんな仕事をしていきたいのだろう。
考えているうちに、私にとって大事なのは「安心感」なのかもしれないと思いました。
「あの人になら、大事な話もできる」
「あのお店に行けば、少し気持ちが落ち着く」
「家に帰れば、ほっとできる」
先のことが分からなくても、身近にそう思える人や場所がある。
それだけで、日々の心持ちは随分違う気がします。
例えば、近所のお店で、顔を知っている人と少し話をする。
何かを解決してもらうわけではなくても、話しているうちに気持ちが軽くなる。
家に帰って、家族とご飯を食べる。
大した話をしていなくても、いつもの時間を過ごすことで、ほっとする。
そんな時間が、これからも暮らしの中にあってほしいと思います。
それは、田舎でも都会でも同じです。
自然に囲まれた家にも、街の中のマンションにも。
小さなお店にも、人が集まる空間にも。
それぞれの場所でつくれる安心があると思います。
私は、不動産とリノベーションの仕事をしています。
建物をきれいにしたり、使いやすくしたりすることは、もちろん大切です。
そのうえで、そこで過ごす人が心を休められるか。
誰かと話すきっかけが生まれるか。
家族が落ち着いて暮らせるか。
そういうことを、これからも考えていきたいです。
もちろん、空間をつくっただけで、信頼関係が生まれるわけではありません。
お店を営む人や、そこに通う人、住まう人たちが、日々少しずつ育てていくものだと思います。
私は、その土台になる場所をつくるお手伝いができればと思っています。
そして、私自身も、
「小野さんになら、ちょっと相談してみよう」
と思ってもらえる人でありたいですね。
本を読み終わるころに、未来への不安がなくなっているかは分かりません。
おそらく、また違うことを考えている気もします。笑
それでも、自分がつくっていきたいものは、少し見えてきました。
先の見えない、不安を感じる社会だからこそ。
信頼できる人がいて、心の安らぐ場所がある。
そんな暮らしを、不動産とリノベーションの仕事を通じて、
少しずつ増やしていきたいと思います。