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2026.10.10 代表ブログ
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「高くなりました」で終わらせないために

物価高がすごいですね。

私は結構、スーパーで食料品の買い物をします。
あまり細かい値段を気にせず買ってしまうのですが、そんな私でも、最近は「高くなったなー」と感じます。

日々の食料品に、切れた調味料などを買い足すと、すぐに5,000円くらいになるイメージです。

普段から値段を細かく覚えているわけではないので、
「先週よりこれだけ上がった」
「別の日なら、もっと安く買える」
といったことは分かりません。

ただ、商品を手に取ったときに、
「これって、こんな値段だったっけ?」
と、一瞬ためらうことがあります。

生産者さんも大変なのだと思います。
それでも、自分の頭の中にある値段と、目の前の値札が、どうも合わないんですよね。

そして、これは私が仕事をしている建築業界でも、同じように感じます。

以前の感覚なら、
「この内容なら1,000万円くらいかな」
と思っていた工事が、今は1,500万円になることもあります。

例えばクロス工事も、私がお願いしている工事の感覚では、以前は単価800円くらいだったものが、
1,300円くらいになっていたりします。

一つひとつの金額が上がっているので、全体の工事費が大きく変わるのも当然です。

お客様も、物価が上がっていることはご存じです。
ある程度は「仕方がない」と思ってくださっていると思います。

ただ、事情が分かることと、その金額を払えることは別の話です。

住まいにかけられる予算には、限りがあります。
「高くなったので」と説明しても、越えられない線があります。

一方で、予算だけではなく、
「この内容に、そこまでのお金をかけるのか」
という戸惑いもあるように感じます。

私がスーパーで感じている、あの違和感です。

こちらについては、工事によって暮らしがどう変わるのか、
見えない部分にどんな費用がかかっているのかを、きちんと説明することが大切だと思います。

ご要望をそのまま形にするだけでなく、お客様が気づいていなかった使い方や、
住まいの良さを引き出す提案も必要です。

ただ、それで納得していただけたとしても、予算が増えるわけではありません。

「その金額になる理由は分かった。でも、難しい」

そういうこともあります。

最近は、この理想と現実の価格の差によって、思い描いていたリノベーションを
諦めてしまうお客様が、少なくないように感じています。

これは、あくまでも私が日々の相談の中で感じていることです。

工事をした件数や金額だけでは、その手前で「やりたかったけれど、諦めた」という気持ちは、
見えにくいのかもしれません。

では、私に何ができるのか。

工事の内容を見直したり、優先順位をつけたりすることは、もちろん必要です。
でも、それだけでは難しい場合もあります。

例えば、物件や暮らし方によっては、不動産の一部を貸して、収入を生む場所にできないか。

自分たちで使う部分と、誰かに使ってもらう部分を分けることで、住まいにかかる負担を少し変えられないか。

もちろん、どんな物件でもできる話ではありませんし、貸せば必ずうまくいくわけでもありません。
工事費だけでなく、借り手がいるか、維持費がどれくらいかかるかまで考える必要があります。

それでも、工事の見積りだけを見ていたら出てこない選択肢は、あると思います。

不動産とリノベーションを、一体で考える。
その両方を仕事にしている弊社だからこそ、できる提案を増やしていきたいですね。

「高くなったので、仕方がないですね」

その一言で終わらせる前に、もう少し考えてみる。
お客様が思い描く暮らしに近づける方法を、一緒に探していきたいと思います。

スーパーの値札を見ながら、仕事のことまで考えてしまいました。笑

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