LINE
> お知らせ > 不確実な世の中。考える。

( information )

2026.11.05 代表ブログ
お知らせ一覧に戻る

不確実な世の中。考える。

少し久しぶりのブログです。

中島聡さんの『2034』を読みました。
厳密には、まだ読んでいる途中です。笑

この先の世の中がどうなるのか。
あまりにも変化が速く、少しでも先のことを知りたくて、読み始めました。

一方で、日々のニュースを見ていると、情報流出やシステム障害、
災害への備えなど、不安になる話が次々と入ってきます。

本を読んでは、これからのAIの世界について考える。
ニュースを見ては、これからの暮らしはどうなるのだろうと考える。

先のことを知れば、少し安心できると思っていたのに。
知ることで、また別の不安が出てくるものですね。

ただ、AIによって、私自身の仕事が便利になっていることは間違いありません。

今まで何時間もかかっていたことが、数分で終わる。
その分、別の仕事に取り組んだり、人に会ったりする時間ができます。

日々、かなり助けてもらっています。
今さら使う前には戻れないと思います。笑

それなのに、便利になった分だけ、安心も増えたかというと、そうでもありません。

自分の情報がどこで、どう使われているのか。
普段当たり前に使っている仕組みが、急に止まったらどうなるのか。
子どもたちは、これからどんな社会で暮らしていくのか。

考え始めると、きりがありません。

技術の進歩によって、改善されることもたくさんあると思います。
でも、その変化に、人の気持ちはどこまでついていけるのでしょうか。

とはいえ、目の前には今日やらないといけない仕事があります。
夕方になれば、お腹も空きます。

ひとまず考えるのをやめて、いつもの日常に戻る。
私も、そんなことの繰り返しです。

では、自分はどういう社会になってほしいのだろう。
その中で、どんな仕事をしていきたいのだろう。

考えているうちに、私にとって大事なのは「安心感」なのかもしれないと思いました。

「あの人になら、大事な話もできる」
「あのお店に行けば、少し気持ちが落ち着く」
「家に帰れば、ほっとできる」

先のことが分からなくても、身近にそう思える人や場所がある。
それだけで、日々の心持ちは随分違う気がします。

例えば、近所のお店で、顔を知っている人と少し話をする。
何かを解決してもらうわけではなくても、話しているうちに気持ちが軽くなる。

家に帰って、家族とご飯を食べる。
大した話をしていなくても、いつもの時間を過ごすことで、ほっとする。

そんな時間が、これからも暮らしの中にあってほしいと思います。

それは、田舎でも都会でも同じです。

自然に囲まれた家にも、街の中のマンションにも。
小さなお店にも、人が集まる空間にも。
それぞれの場所でつくれる安心があると思います。

私は、不動産とリノベーションの仕事をしています。

建物をきれいにしたり、使いやすくしたりすることは、もちろん大切です。
そのうえで、そこで過ごす人が心を休められるか。
誰かと話すきっかけが生まれるか。
家族が落ち着いて暮らせるか。

そういうことを、これからも考えていきたいです。

もちろん、空間をつくっただけで、信頼関係が生まれるわけではありません。
お店を営む人や、そこに通う人、住まう人たちが、日々少しずつ育てていくものだと思います。

私は、その土台になる場所をつくるお手伝いができればと思っています。

そして、私自身も、
「小野さんになら、ちょっと相談してみよう」
と思ってもらえる人でありたいですね。

本を読み終わるころに、未来への不安がなくなっているかは分かりません。
おそらく、また違うことを考えている気もします。笑

それでも、自分がつくっていきたいものは、少し見えてきました。

先の見えない、不安を感じる社会だからこそ。
信頼できる人がいて、心の安らぐ場所がある。

そんな暮らしを、不動産とリノベーションの仕事を通じて、
少しずつ増やしていきたいと思います。

一覧へ