不動産営業について考えました その②

昨日のブログの続きです。

 

先日、とあるお客様をご紹介いただきお話をしました。

 

お子様が2人いる4人家族のファミリーです。

 

もうすぐ社宅の期限が切れるから出て行かないといけない。

家を買うか買わないか。どうしましょう。

という相談でした。

 

買う場合と買わない場合のお金だけ考えると。買ったほうが特になることは、

お客様も分かってらっしゃいました。

 

しかし、

・転勤があるかもしれない。

・お子様が20歳と15歳。

というところで踏み出せずにいました。

 

今買うスペックの家と将来買うスペックの家。全く違いますよね。

 

お金のことだけを考えたら、資産性の高い4人が住める家を今買って、

お子様2人が巣立たれたら、売って2人でまた小さめの家を買い直す。

なんて、ことができるのかもしれません。

西宮、芦屋付近は数年で価格が落ちることはそうそう考えにくいので、

もしかしたらその選択肢もあるかもしれません。

と思いました。

私が何がなんでも今このお客様に不動産を売る仕事をしなければいけなければ、

この話を徹底的にするかもしれません。

 

しかし、そういったリスクを提案するよりかは、

今は今後近い将来に来るであろうご夫婦二人の生活を

確かめていく期間として、賃貸を提案しました。

 

お客様もそう思ってらっしゃったようですが、

踏ん切りがつかなかったようでした。

すでに、賃貸物件の候補は見つけているみたいで、

後日そこに決めました。と、ご丁寧なご連絡をいただきました。

 

家を売るだけの仕事なら、「売る」ことに特化した話し方があると思います。

しかし、私たち提案側がそこでの生活を想像して、

どういったリノベーションを提案するか。というところまで考えた時に、

どうしても中途半端な提案しか出来なさそうなら、

今は買うことを勧めるタイミングではないのかな。と思います。

 

こういったスタンスで、お客様と今後も向き合っていきたいな。

と思います。